日付なし

 今日は神聖週(復活祭の前の週、3月中旬)の第1日である。私たちは宵を教会で過ごした。そうして私は祈とうを済ませた。
 白状すると私たちの宗教には私のきらいなことがたくさんある。けれどもそれを改革するのは私の仕事ではない。私は神を信じ、キリスト(底本:「クリスト」)を信じ、神聖な処女(マリア)を信じている。私は毎晩神にお祈りをする。私は真実の宗教、真実の信仰に関係のない詰まらぬことで煩わされたくない。
 私は神を信じている。神は私に親切で、私の必要以上のものを私に与えて下さる。おお! 神がもし私の熱心に欲しがっているものを与えて下さったらどんなにうれしいだろう! 善き神は私を哀れんで下さるだろう。私は自分のお願いしているものがなくても、すまされないことはないけれども、もし公爵が私のことを気にかけて下さったらば、どんなに幸福だろう。そうしたら私は神を祝福しよう。
 私はあの人の名前を書いてみなければならぬ。あの人の名前を誰にも言ってはならぬとか、書いたりしてはならぬとかならば、私は生きてはいられない。私はたまらなくなった! それを書くだけでも苦しみが薄らぐであろう。
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by bashkirtseff | 2004-10-07 23:15 | 1873(14歳)
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