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1874.08.24(Tue)──パリ

 私は社交界に入りたい。私は声を立て、両ひざをついてそれを求める。──なぜと言うに、それが私の生活であり、それが私の幸福であるから。私はこれから世の中に出るつもりである。これから偉くなりたい夢を実現するのである。私は今でも多くの人たちに知られている。私は鏡をのぞいて、自分でも美しいと思う。私は美しい。これ以上何の望むものがあるだろうか? これさえあれば、どんなことでも私に出来ないことがあろうか? 私の神様、あなたは私にこの少しばかりの美しさ(私は謙遜から少しばかりと言う)を与えてくださったので、あなたはすでに私に十分なことをしてくださいました。おお、私の神様! 私は自分でも美しいと思っております。私はどんなことを企てても成功するだろうと思います。何もかも私の方へ微笑している。私は幸福で、幸福で、幸福である!
by bashkirtseff | 2004-11-28 19:13 | 1874(15歳)
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