1878.11.16(Sat)

 今日はロベール・フルリが大層ブレスロオを褒めてサロンへ出してみよと忠告した。受け合ってきっと入るだろうからと付け加えた。
 私はどうかと言うに、今週はあのアトリエの中での嫌われ者の老いたるG…と並ぶことになった。人間は良いけれども、知恵がなくて、いつも人の神経に障ることばかりしている彼女と。
 私の絵は今ではブレスロオと同等であるが、彼女は実地において私より勝っている。私はこれから幾月かかって彼女と同じくらいに絵の具を使えるようにならねばならぬ。それが出来なければ私の絵は取りえのないものになるだろう。しかしその7カ月なり8カ月なりの間も彼女はじっと止まってはいないであろう。だから私は歩みを早めて7、8カ月のうちにこれまでの遅れを取り返して、一緒に足並みをそろえて競争するようにならねばならぬ。
 これはなかなか難しいことで容易に出来そうにも思われないけれども神の恵みによって私は試みてみようと思う。
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by bashkirtseff | 2008-12-02 13:02 | 1878(19歳)
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