1878.04.04(Thu)

 早くアトリエに入って行って、コンクールの結果を聞いた。実に意外で、誰が聞いても驚いてしまいそうな話である。
 ヴィクが賞牌を取った。(それは当然のことである。)その次にはマドレエヌ(ほとんどいつも賞牌を取っていた娘)で、その次が私であった。私はうれしいとも感じないほどに驚いた。
 それはあまりに意外だったのでジュリアンがルフェーヴル(サロンの審査員の首席に推された人)に何故こんな順序に並べたのかと聞いてみた。ルフェーヴルと階下の学生たちは、私が写生に対する真実の感情を持っているから、3番になったのだと話した。ブレスロオはどうかと言うに、彼女の絵は chic〔粋〕なために悪くなったようである。その上彼女はモデルから遠く離れていたので、その絵はどことなくしっかりしたところが欠けていた。けれども教師たちは女に対して皆偏見を持っているから、それまでも粋だとはき違えていた。
 私にとっては運の良いことにロベール・フルリがいなかった。ルフェーヴルとブーランジェだけが審判者であった。そうでなかったならば、私はロベール・フルリのおかげで3番になったのだと言われたかも知れない。
 夜の級が閉じられて以来、私はどうして夜を過ごして良いか分からないでいる。そうして退屈で仕方がない。
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by bashkirtseff | 2008-11-07 09:36 | 1878(19歳)
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