1878.03.13(Wed)

 ジュリアンは冗談半分に私のストア主義を褒めた。エスパアニュの娘は冷淡に仕事をするような人は決して普通以上のことは出来ないと言った。ところがエスパアニュの娘はどうかと言うに、彼女は4年間昼も夜も勉強していたほどの熱心を持っていながら、首1つまとめることにも、裸体の習作を1つ作ることにも成功しない。もっとも絵の具を堅苦しく塗りたくる(#底本:「ぬたくる」)ことだけは出来るけれども。
 私が男なら、あんな女と結婚しようとは思わない。あの女の作り出すものは皆統一がない。
 私の叔父たちはC…のごとき人と私との間に存在しているような友情というものをまるで知らないから、彼が温情を持って私をそそのかしていると考えている。彼らに理解がないのは分かりきったことである。なぜと言うに、C…なぞに愛を与えるのは、アヴィニョンの橋の上に自分で1つの家を造るようなものであるから。
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by bashkirtseff | 2008-07-05 15:31 | 1878(19歳)
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