1877.09.21(Fri)

 私はどこまでも自分というものがきらいである。私は自分のしたこと、書いたこと、言ったことが皆きらいである。私は自分の希望が一つも満たされていないので、自分を忌み嫌う。私は自分を欺いた。私は愚かである。私には分別というものがない。これまでもなかった。私が何か利口なことを言ったり、行ったりしているならば、それを見せてください。すべて愚かのみである。私は自分で機知に富んでいると思っていた。それは途方もないことである。私は勇気があると思っていた。ところが私は憶病である。私は自分に才能があると思っていた。けれどもそれで何をなし得たかを私は知らない。そうしてこんなありさまでありながら、気持ちよくものが書けるように思い込んでいたのであった! ああ! 私の皇帝、あなたは私の言ったことを機知とお取りになったのでしょう。それはそうも見えますが、しかし実際は決してそうではありません。私は自分を忠実に判断しうるほどには利口であります。それが私をしとやかに見せますが、それ以外のことは私には分かりません。私はただ自分がきらいである!
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by bashkirtseff | 2007-07-21 17:37 | 1877(18歳)
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