1877.08.27(Mon)

 私は晩の祈祷(きとう)の文句にこんな一句を加えた。私たちの軍隊を守ってください! 私の神様!
 私は今心配でならぬと言っても差し支えないのである。けれどもこんな広大な利害の懸かっている場合に、私が何とか言ったところで何になるだろう? 私はいいかげんな同情を憎む。もし私に多少の奉仕が出来るなら、私は戦争のことについて言いたいことがある。私はある事情の下においては、私たちの皇室、私たちの大公たち、私たちの親愛なる皇帝を称賛することをもって満足している。
 形勢は私たちの方が悪いという。私はこの干からびた野蛮な国のプルス人のうちに、反逆者が一杯になってくるところを見たい。プルスの軍隊は豊穣(ほうじょう)なフランスの土地を進軍している。そうして進むに従って町があったり、畑があったりして、食うもの、飲むもの、盗むものがそこには充満している。私は彼らをバルカンに這入らしてみたい!
 私たちも実際に戦うのだということを考えてみなければならぬ。彼らは一般に人を買って、屠殺(とさつ)するのである。
 私たちの勇敢な兵士たちは、訓練された動物のごとくに死んでいる。例えば英雄のごとくに。
 しかし全世界は口をそろえて今日のロシア人のごとき戦いを見たことがないと言っている。歴史が語るであろう。
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by bashkirtseff | 2007-05-26 17:53 | 1877(18歳)
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