1884.09.18(Thu)

 私はジュリアンに会った! 彼は久しく見えなかった。でも私たちはお互いに長く会わなかった。それは別に話すこともなかったからである。彼は私が落ち着いた風があると思っている。芸術がすべてである。その外のことはすべて足をとどめる値打ちもない。
 バスティアン・ルパージュのそばには、親族の人たちが皆来ている。母とその娘たち、彼女らはそこに最後まで留まる。しかし非常に話し好きな善良な婦人たちのようである。
 このバスティアン・ルパージュの怪物は、私の看病をしたがっている。彼は1月のうちに私のせきを治してやりたいと言う。彼は私のジャケットのボタンをかけてくれたり、私が十分に着物を着込んでいるかといつも心配したりする。
 バスティアン・ルパージュが床につくと、皆は彼の枕辺に来て、必ず左側に座った。私は右側に行って座った。彼は、他の人たちの方へは背中を向けて、楽な姿勢を取りながら、非常に優しく芸術上の話を始めるのであった。
 そうだ。確かに彼は私に対して友情を抱いている。主我的な友情をすらも。私が彼に明日は出かけて、仕事をしに行くと言うと、彼は私にこう答える。
 ──おお! まだいけません! 私を置いてきぼりにしてはいけません。……
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by bashkirtseff | 2012-05-19 20:42 | 1884(25歳)
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