1884.08.26(Tue)

 今まで目をちらつかせたり頭の中に漂ったりしていたすべての混沌たるものが、この暗黒の一点に集まり留まってしまった。
 これは初めて現れた1つの場合である。新しいことである。1人の女が……1人の女が、1人の偉大な芸術家が……要するに、あなたにはお分かりの……
 死の宣告。
 しかしそれは一大事である!
 そうして私は、そのときが来るまで、これから毎日、考えねばならないだろう。彼が死にかけていることを? 恐ろしいことだ!
 私はすでに肩の上に首を載せて、身をすくめて、打撃の下るのを待っている。
 私の生涯も同じではなかったか?
 打撃の来るとき、私は足を踏みしめてそれを待つ。
 さて私が推理しだしたり、反抗しだしたり、動かされたりしだすと、何もかももうだめである。
 私は2つの言葉を一緒にしてしまうことは出来ない。
 でも私が悲しんでいるなぞと思い込んではいけません。私はただ深く重い沈んで、どう成り行くだろうと自問しているのみである。
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by bashkirtseff | 2012-05-19 18:34 | 1884(25歳)
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