1884.08.16(Sat)

 私が本当に辻馬車に乗って仕事をした今日が最初の日である。そうして私は帰ってくると背中に潅水法を行ったりなんかしたほどに疲れてしまった。
 しかし何という気持ちでしょう。建築家は今朝私の絵を据え付けた。彼の兄は良くなっていく。彼はボアへ行った。彼は安楽椅子にかけたまま階下へ下ろされたりまた上されたりした。それを語って聞かせたのは4時に乳を取りに来たフェリクスである。

 1週間この方、彼は山羊の乳を飲んでいる、私たちの山羊の乳を。家の婦人たちの喜びを思ってもみるが良い。しかしそれだけではない。彼は欲しくなるといつでも使いを取りによこすほどに、親しくしてくれる。うれしい。
 さて、要するに、私たちは彼を失おうとしている。彼は良くなりつつあるから。そうだ、私たちの楽しいときは終わりに近づいて来ているらしい。外出が出来る人の見舞いには行かれないであろう。
 でも何もそう難しく考えなくとも良い。
 彼はボアへ行った。しかし安楽椅子で運ばれて。次いで彼は伏せってしまった。
 これではまだ外出したとは言われない。
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by bashkirtseff | 2012-05-19 18:26 | 1884(25歳)
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