夫人たちは、ルジャンドル街へ小さな製氷機を届けさせた。彼は枕頭に置けるようなのを1つ欲しがっていたので。
彼から絵をごまかし取るために彼の歓心を買うのだと思わされさえしなければ! 私の絵は、わずかに絵の具を使い出したばかりである。しかし私には勇気がない。 私はちょいちょい伏せって体を休ませる必要がある。そうして私はまた起き上がると、そのたびに頭を巡らしてみる。すると、幾秒間かそこには何物も見ることが出来ない。とうとう私がそれがためボアへ行って人なき並木道をさまようため5時頃までも自分の絵を捨ててしまうというようなことになった折もある。
by bashkirtseff
| 2012-05-19 18:18
| 1884(25歳)
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