1884.04.16(Wed)

 私は毎日セーブルへ行っている。この絵は私の胸に迫ってくる。リンゴの木は花盛りである。その4周には明るい緑の葉が芽を吹いてきて、太陽は春の美しい緑色の上に戯れている。雑草の中には、スミレが咲いていたり、名も知らぬ黄色い花が小さないくつもの太陽のように笑っている。空気は匂やかで、樹下に夢見ている少女は、アンドレ・チュリエの言ったように、「物憂げに微酔して」いる。もし春の滴りの、太陽の、この効果を十分に写すことが出来たら、それこそ美しかろう。
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by bashkirtseff | 2011-07-13 17:02 | 1884(25歳)
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