1883.11.12(Mon)

 「リベルテ」のドリュウモンが、私たちに会いに来た。
 彼は私の画風を嫌っている。しかし優麗と典雅とに囲まれている私が、どうして醜を愛することが出来うるかを驚いて私に尋ねながら、非常に愛想を言った。彼は私の子どもの絵を醜いと思っている。
 ──なぜあなたはきれいな子どもを選ばなかったのです。そうしたからといっても、やはり良い作品になったでしょうに?
 ──私は表情の強いものを選んだのです。もし強いて言葉に移して言うならば。それに、町中を駆け回っている子どもたちには、こうした美しさを求めようとしてもなかなか見られるものではありません。ぜひそうしようとなら、シャンゼリゼへ行って、リボンの飾りをつけて背中を保母に叩かれているいたいけな赤ん坊を描くべきであるかも知れません!
 どこに感激がある? どこに原始的野蛮な自由がある? どこに真実な表情がある? よく育てられた子どもには、すでにポーズがある。
 それから……要するに私は間違っていない。
[PR]
by bashkirtseff | 2010-11-28 21:50 | 1883(24歳)
<< 1883.11.17(Sat) 1883.11.11(Sun) >>