1883.09.18(Tue)

 私のことを書き立てていていたロシアの新聞は、世間の人たちにも少しは私のことを気にかけさせるようにしたらしい。そうして外の大勢の人たちにあって、大公妃カトリイヌも私のことを気にかけていてくれるらしい。母は彼女の侍従や彼女の家族とは交際があった。だから私を女官に任命しようと真面目に打ち合わせがされた。
 しかし大公妃に紹介されることが必要である。要するに、この問題に関してはそうしたことまですべて打ち合わされてあった。でも母は、自分がこちらへ帰ってしまって、すべてを成り行きに任せてしまったのだからいけなかった。
 それから……私の美しい魂は一人の妹の魂を求めている。私には決して女の友達は出来ないであろう。クレエルは、私には少女の友達は出来ないと言う。と言うのは、私は少女としての小さい秘密もまた小さい身の上話も持ってないからである。
 ──あなたは余りに善良で、隠すようなことを何にも持っていらっしゃらない。
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by bashkirtseff | 2010-09-01 07:36 | 1883(24歳)
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