1883.05.04(Fri)

 要するに、それは問題ではない。ジュール・バスティアンが今夜ここで食事をした。私は子どものような態度も取らなければ、気違い娘のような態度も取らなければ、ばかなまねもしなければ、いたずらをもしなかった。彼は単純で、快活で、愛想が良かった。私たちは相当に愉快であった。手持ちぶさたな瞬間はひとつも持たなかった。彼は非常に聡明である。けれども私は彼が天才に対する特徴を持っているとは思わない。天才の人は彼の望むすべてであり、またあらねばならぬ。
 そうして彼は快活である。私は彼が愉快に対して無感覚ではないかと恐れていた。それは、細かく考えてみると、才気とでたらめの中間に位するものでなければならぬ。要するに、彼はロオランの牝馬のようにあらゆる特徴を持っている。……ただし彼は生気がないということを除けば。……あるいはそれは欠けているかも知れない。それはいけないことですか?
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by bashkirtseff | 2010-07-14 07:42 | 1883(24歳)
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