1882.09.14(Thu)

 ジュリアンのところへ絵を持っていったらば彼は非常に満足した。漁夫の絵も仕上げようと思う。これは成功するかも知れない。……そうだ。仕上げだ。いつも同じ忠告を受けている。……彼の言うことは少しも無理ではない。それから彼はバスティアンの「ジャック」は良く描けてはいるが、あまり多くの意味は持っていない、しかし漁夫は生きてると言った。……それは1つの型である。こんなのがいくらでも見られる。それは何物を得ないでも幾時間も待っているおとなしい人である。その首は水に対して浮き彫りのように際立っている。もしこれが良く行ったら! ……しかしそこにはすでに良い品質はあるが、問題は、……それから傘をさしている小娘。私は私の日記の中に見本を書いてあるような芸術上のいろんな思想を並べていきたいと思う。彼は言う。そんな思想のために私は変わってしまって、文学的で「芸術的」になっている、が考える以上のあるものが必要なのである。……しかしそれはどうでも良い。それはむしろ私を進歩させるものである。絵のことを思うと私は全く気違いになってしまう。
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by bashkirtseff | 2010-05-25 07:46 | 1882(23歳)
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