1882.09.05(Tue)

 毎日雨が降る。外で絵が描けないので嫌になってしまう。傘をさしている小娘を仕上げた。良くない。本当に嫌な首をしている。9つばかりの、往来で良く見る、きれいだけれども虫の好かない子どもである。
 それから孤児院へ行った。けれども、2人の男の子に同時にかかる勇気は出なかった。良く行かないのに決まっているから。なぜと言うに、1つの首だけでも8日は当てにしておかなければならないから、私はカフェの男を仕上げた方が良かっただろうか? ……私には分からない。だが、いろんなものに引き付けられる。……おお! 平均を失って、頭のばらばらになっている人間……気違いじみた、しかも意識的に気違いじみた! ……
 長デュマが言ったように、われわれは2つのものがどちらも良いとその間に立ってちゅうちょする。……それでも彼は生涯5分間以上ちゅうちょしたことはないと言っている。彼は非常に幸運な人であるか、でなければ大うそつきである!
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by bashkirtseff | 2010-05-24 08:00 | 1882(23歳)
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