1881.12.21(Wed)

 今日私は外出した! おお! 毛皮にくるまって、窓ガラスを締め切って、足の熊の皮をかけて。ポオテエンは風さえなかったら外出しても良いと言った。私は適当な用心をした。天気は立派であった。──しかし用心はどうだっただろう!
 しかしそんなことはもう問題ではない。問題は自分の餌を追っ掛けて逃がさないブレスロオである。私のサロンの絵は駄目になった。この夏は彼女の絵と並べて私は何を示せるのだろう?
 あの娘は1つの力である。私の認める人はあの人だけではない。けれども私たち2人は、同じ巣とは言わないまでも、同じかごの鳥である。私は彼女の才能を初めから認めていた。そのころはまだ絵のことは何にも分かっていなかったけれども。私は自分がきらいである。私は自分に才能があるとは思わない。なぜジュリアンとトニーはあんなことを言うのだか私には分からない。私は何物でもない。私は自分の生活機能の中に何物も持っていない。(おお、ゾラ!)ブレスロオに比べると、私は薄い壊れやすいボール紙の箱が、頑丈な派手な彫刻したカシの箱に比較されたような気持ちがする。私は自分に対して絶望しているが、もし先生たちのこのことを話したら、彼らも結局は同じ結論に到達するだろうと思っている。
 しかしそれはそれとして、私はどこまでも目をつぶって、両手を差し伸ばして、進もうと思っている。例えば、奈落に投げ落とされようとしている人のごとくに。
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by bashkirtseff | 2010-03-25 07:50 | 1881(22歳)
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