1881.10.12(Wed)

 誰かが来て私の右の肺のことを説明してくれた夢を見た。そのある部分には空気が届かない。それで堆積が生じるのである。……これはあまり嫌なことで、書けない。とにかく、私は肺を冒されているということだけにしておきましょう。私はそれを良く知っている。その訳は近ごろ私は一種の鬱悶(うつもん)、すなわち一種の哀惜を感じている。簡単に言うと、私には何だかほかの人たちと違っているような妙な気持ちがある。例えば人の元気をそぐような霧に包まれているような気持ちである。何となく胸が変である。……しかしこんなつまらないことをなぜ書くのだろう! ……病気のことは今にお分かりになります。
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by bashkirtseff | 2009-11-26 07:54 | 1881(22歳)
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