1881.07.15(Fri)

 私たちはカアルコフに来ている。プラットフォームでミチャとリホパイに会った。彼らは私たちよりも先にポルタヴァをたったのである。
 私はせきが出て息が苦しい。私は病気の姿を見ることだろうと予期して鏡を今眺めたが、まだそれほどにやつれてはいなかった。私はほっそりしているが、やせているというほどではない。私のむき出しにした肩は、せきやのどの音や、高い声でも聞こえなくなった耳などとは不似合いな丸みを持っている。……事実は、風邪をひいたのである。それでせきが増したのである。……結局は! ……私たちは母とある尼院へ行った。母は聖母の画像の前に熱心にひざまずいた。どうして画像の前で祈ったりすることが出来るのだろう? 私もそうしようと堅く思ったが、出来なかった。それでも家にいて、衝動が起こるとそのときはずっと良い気持ちになって、神が私を治してくれると信じられる。神のみが。しかし神は治してくれる前に数々の小さいことを許してくださるのであろう!
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by bashkirtseff | 2009-10-17 07:29 | 1881(22歳)
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