1881.05.24(Tue)

 私は皆と一緒に旅行しなかったことを悲しんでいる。
 私はここに居残ったためにいたずらに父を怒らせた。しかし、6月の末には温泉へ行かねばならないから、私の夏は切れ切れにちぎられてしまうだろう。ここで3週間を過ごしてブレスロオが賞牌をもらうのを見ながら、悲しい物憂げな思いをして、息の詰まるようなこのパリに閉じこもっているよりは、いっそ田舎へ行った方が良かった。実際私はこの耐えられない境遇から逃げ出さねばならぬ。本当に私はばかである。O…は泣いて私にとどまるようにと言う。この旅行は私の命に触ると思って、また、あの恐ろしいムッシュ・バシュキルツェフが私をロシアに引き留めておくだろうと思って。何というつまらない考えだろう!!! それでも私は気が和らいで、何でもあなたの言う通りになれそうです!!! 私はベルリンに電報を打って皆に私の行くのを待ってくれるように頼もうと思っている。
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by bashkirtseff | 2009-07-01 07:41 | 1881(22歳)
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