1881.04.06(Wed)

 私は9時まで父のために出られなかった。父は私に今日は仕事をしに行くなと言った。けれども私は描きかけの胴に興味が向いていて、出掛けないではいられなかった。それで晩さんまで厳粛な家族の人たちの顔を見られないであろう。晩さんが済むと家の人たちは芝居へ出掛けるはずで、私1人が留守をするのであろう。
 父は芸術家とはいかなるものであるかを理解しない。また芸術が名誉をもたらすことをも理解しない。私は時々彼はただそんな概念を持っているような顔をするのみだと思うことがある。
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by bashkirtseff | 2009-02-21 13:32 | 1881(22歳)
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