1881.01.22(Sat)

 寒くて雪がどこにも降っている。私は毎朝8時前に出る。
 絵は私を楽しませる。コットもそれを見たが、彼は下らないことを言っただけである。例えば「ちょっと見ると、よく見えます、悪くはありません」といった風に。それから奨励の言葉。私が見てもらったのは実際これが初めてであった。コットが去ると、トニーが来た。私は手紙で彼に見てくれるようにと頼んでおいたのである。本当に親切な人だ。トニーは何にも変えるべきところもなければ、邪魔になるところもないと言った。そうして私の行き方は少しも悪くないと言った。非常に面白く出来そうだから続けるようにと言った。
 その次にジュリアンが来た。彼も親切である。私には、私の制作が彼の気に入ったことが分かった。なぜと言うに、彼は何度も後戻っては私を励ましたり忠告を与えたりしたから。すべてが自分では信じられないくらいにうまく進んでいる。これから忘却と娯楽と幸福の2カ月。
 それが済んだら、私はイタリアへ旅行しよう。サロンの始まるまで。楽しい生活の3カ月半。それは私に不可能のことのように思われる。何もかも良くなるであろう。
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by bashkirtseff | 2009-02-13 14:55 | 1881(22歳)
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