1880.12.05(Sun)

 ドクトル・ポオテエンが今朝見えて、私に3月まで南の方へ行くようにと言った。そうしなければ私はすぐに呼吸することが出来なくなるか、でなければ寝床を離れることが出来なくなるだろうと言った。うれしい。この5年間私は名医たちの命じることを何でもした。それでも悪くなるばかりであった。私は自分の美しさの上に荒い手を置かせることまでもした。私は右の鎖骨をヨードで塗ることもした。けれども少しも良くならない。これほど絶えず心配しても健康が損なわれるということがあり得るだろうか? けれども喉頭も気管支も常に頭の影響を受けないでいる。私にはどう考えて良いのか分からない。私は命ぜられた通りのことをしている、無謀なことを避けて、湯でのみ体を洗っている。それでも良くならない。
 ヴィルヴィエルが昨日私に言ったところによると、土曜日にアトリエに絵を直しに来たトニーは私たちのコンクールの絵を見せてくれと言って、私の絵については目の描き方が非常に変わっているが、なかなか良くできていて色の調子も面白いと言ったそうである。全体から言って、彼は今度のコンクールの絵に満足しなかった。私は賞牌を得ないまでも、相当の習作は仕上げたつもりである。
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by bashkirtseff | 2009-02-09 12:44 | 1880(21歳)
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