1880.10.25(Mon)

 私は今 Les Châtiments〔罰〕を読んでいる。実際、ユーゴーは天才である。私は彼の叙情的驚喜を退屈でないまでも、浪費的なものだと言って差し支えないだろうか? 否、そうは言われない。彼は美であり、崇高であり、かつ大変な形容や発汗や驚愕などにもかかわらず、人道的であり、自然であり、また誘惑的でもある。しかし何よりも私は彼の驚くべき率直を好む。例えば「エルナニ」の最後の幕で、ドナ・ソルが老人に訴える場面のごとき、また孫の頭に2発の弾丸を撃ち込まれた老婆の言葉のごとき。
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by bashkirtseff | 2009-02-06 15:02 | 1880(21歳)
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