1880.06.27(Sun)

 今朝私は少し塑像を試みた。私は気が沈んでならないが、快活な顔をしていなければならぬ。この抑え付けられた惨めさが私をばかにしてしまう。私は何にも言うべき言葉を持たない。私は下らない話を聞きながら無理に笑っていると、泣きたくなってしまう。
 惨めさの中の惨めさ!
 私の芸術、それを私は気まぐれと野心で始めて、虚栄心で続けて、今ではそれを崇拝までしているが、その芸術をほかにしては、その情熱(それは1つの情熱である)をほかにしては、そこには何物もない。もしあるとすれば、もっとも凶暴な存在があるだけだ! ああ! 惨めさの中の惨めさ。しかし世の中には幸福な人はある。幸福、それはあまりに大なるものである。耐えうる程度の存在なら、私を満足させるだろう。今私の持っているだけのものでも幸福とは言えるだろう。
[PR]
by bashkirtseff | 2009-01-20 14:50 | 1880(21歳)
<< 1880.06.30(Wed) 1880.06.20(Sun) >>