私の耳に歌い声が聞こえて、それを聞くまいとするのに非常に骨が折れる。
ああ! 何というたまらないことだろう。S…がそばに掛けていても私はこれほど困りはしない。その上、邪魔になる時にはいつでも私は彼にそう言うことが出来る。しかるにG…家の人たちは大きな声を出して私に話しかけ、アトリエで私のことを笑いながらつんぼになったのではないかと言ったりする。私はぼんやりしているようなふうをして、自分で自分を笑っているが、しかし実にたまらない。
by bashkirtseff
| 2009-01-16 14:42
| 1880(21歳)
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