1879.11.24(Tue)

 37番のアトリエを借りて、ほとんど装飾も出来上がった。
 今日は1日そこで暮らした。ねずみ色の壁をした大きな部屋である。私は2枚の悪いゴブリンを持っていって壁の下の方を隠した。それからペルシアのじゅうたんと、支那のござと、大きな四角なアルジェリアの布団と、モデル台と、美しい織物と、柔らかい暖かい色をした大きな綿繻子の窓掛けなどを持っていった。
 それからたくさんな塑像。すなわち、ミロのヴィーナス、メディチのヴィーナス、ニームのヴィーナス、アポロン、ナープルのファウヌス〔牧神/底本:「フォウヌ」〕、筋肉模型、浮き彫り、など。また、外とう掛け、水盤、4フラン25サンチームの鏡、32フランの時計、いす、暖炉、引き出しを絵の具入れにしてある机、茶道具一式、インクつぼとペン、おけ、缶、たくさんな画布、幾枚かのカリカチュール、習作、写生画など。
 明日は少し絵が描けようと思う。それで私の絵がまずく見えるようになりはしないかと心配でもあるが。その他、腕とか、足とか、頭蓋骨とか、道具箱とか、そんなものを持ってくるつもりである。それでアンチニュスに頼まねばなるまい。
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by bashkirtseff | 2009-01-03 15:20 | 1879(20歳)
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