1879.04.18(Fri)

 私は帝国や執政官(フランス革命当時の)の頭飾りを探すためにマダム・レカミエ(自分の年の3倍も年長の金持ちの妻になった美人で、彼女のサロンは当代名士の集合所であった、けれども彼女は貞操のため浮き名を流さなかった/1777-1849)に関する論文を読んで私もサロンを持てるはずだったのに、持っていないことを思うと悲しくなった。
 そう言うと頭の悪い人たちは、私は自分でマダム・レカミエと同じようにきれいで、女神のように知恵があると思い込んでるのだというかも知れない。
 ばかな人にはばかな人の好きなように言わせておくことにして、私たちは私がもっと良い運命に値していると言っておこう。その証拠には、私に会うほどの人は皆、私は偉い女だから采配を振るようになるだろうと想像している。皆は深いため息をついて、今に私の番が来るという。……私はこれまで神になれて、神を信じまいとした。けれども成功しなかった。かえって懐抱と混沌を来すのみで、私はただ神のみを持っている。私の小さいことにまで気を付けてくれる神を。私は何もかも神に話す。
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by bashkirtseff | 2008-12-17 13:49 | 1879(20歳)
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