1879.04.15(Tue)

 ジュリアンが入って来て私たちの皇帝(アレクサンドル2世)が死んだと知らせた。私は彼の言ったことが分からないほどにびっくりした。皆は立ち上がって私を見た。私は青くなって、涙が出て、唇が震えた。いつも何でも私はふざける癖があるのを見慣れていたので、愛想の良いジュリアンは笑いだそうとした。事実は、何者かが皇帝に弾丸を4発も撃ちかけたが、当たらなかったというのであった。(アレクサンドル2世は3年後すなわち1881年3月13日、3度目の狙撃を受けて倒れたのであった。)
 ジュリアンはももをたたいて、私がこれほどの感情家であろうとは思わなかったと言った。私だって思わなかった。
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by bashkirtseff | 2008-12-16 10:03 | 1879(20歳)
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