1879.02.24(Mon)

 私は1人で散歩の出来る時はいつも幸福である。今夜は海がたとえようもなく美しかった。それでパッチ〔この年36のプリマドンナ〕を聞きに行く前に波の音を聞きに行った。雨の後で、空気の中には柔らかな心地よい新鮮さがあった。夜海と空の深い青色を見るのは目の薬である。私は全く夢中になっていたため、プロムナードの一部分が海に洗い去られていることを、およそ2、3メートルもあろうと思われるそのがけの下へ落ち込むまで気が付かなかった。
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by bashkirtseff | 2008-12-11 16:57 | 1879(20歳)
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