1879.02.18(Tue)

 今し方私は寝台のそばにひざまずいて裁きと哀れみと許しを神に乞うた。もし私がこの苦しみでまだ相当しないならば、神様は裁きを与えて下さい! もし私が罪を犯しているならば、神様は許しを与えて下さい! もし神様が存在して、実際に私たちは教えられたようなものであるならば、神様は正しく裁いて哀れみかつ許して下さるに相違ない。私は神よりほかに頼るものはない。だから神に行って、見捨てないように、誘惑しないように、疑いを抱かないように、悪語を放たないように、死なないように願うのは当然である。
 私の苦しみはもちろん私の罪ほどにはない。私は刻々に小さい罪を犯しているから、それが積もり積もってかなりのかさになるわけである。
 今私は叔母に荒々しい言葉を使った。けれども我慢が出来なかったのである。私が両手を顔に当てて泣きながら私をどうかして下さいと神に祈っていると叔母が入って来たのである。ああ、災いの中の災い! 私は泣くところを人に見られたくない。泣くところを見られると、恋故と思われたかも知れない。……私は腹立たしくなってまた泣かねばならなかったであろう。
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by bashkirtseff | 2008-12-10 15:28 | 1879(20歳)
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