1879.02.05(Wed)

 良かった。私たちはガンベッタ〔フランスの政治家/1838-1882/彼が大統領になれるのを、グレヴィに譲り、下院議長となったのはこの年1月であった〕の議会を支配する最初の日にヴェルサイユに行き合わせた。彼の演説は読むのであるが、熱心をもって受け取られた。恐らくもう少し悪くても、効果は同一であっただろう。ガンベッタは朗読が下手で、かついやな声である。彼は議長の貫目を持っていない。グレヴィ〔この年下院議長から大統領に選ばれて7年間在任し、1885年再び大統領に選ばれた/1807-1891〕を見た目ではこの人があそこで何をしているのだろうと疑われる。議会を支配するには才能だけでは不十分だ。特別の気性が必要である。グレヴィは規則正しく正確に支配した。彼の宣言の最初の言葉は最後の言葉と一致した。ガンベッタは crescendo〔漸次高調〕と ralentissements〔漸次低調〕ばかりしている。拡大したり収縮したりばかりしている。首を振ったり上下動をしたりばかりしている。……要するに、よそ行きでかつ技巧的である。
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by bashkirtseff | 2008-12-10 15:25 | 1879(20歳)
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